10月18日(木)
ロンバルディア州の伝統料理は数少ないながら、今日の3品はイタリア料理に欠かせないレシピでした。
ミラノ風リゾットRisotto alla milanese
もともと黄色の着色料だったサフランをミラノのドゥオモに塗っていたある人がリゾットに入れたところ
、芳しく、美味しいことを発見したことから、このレシピが出来たそうですが、とにかく香りが優しく爽やかで
、色も鮮やかなので、目と舌と両方楽しめます。
伝統料理ではお―ソブッコと一緒に頂きます。
オーソブッコ(子牛のすね肉の煮込み)Osso buco
骨の中の髄がとろけて、旨味があり、これが楽しみのオーソブッコ。
白ワインたっぷり、柔らかく煮込んで出汁が染み込めば最高です。
田舎風タルトTorta paesana
パンを主食とするイタリアでは、パンが残ってしまう事があります。
硬くなってしまったパンを活かすこのレシピは、マンマの知恵でしょうか。
小麦粉を使わず、パンの残りとアマレッティという素朴なアーモンドクッキーを使用し
、また、チョコレートやカカオを入れて、大人のビターな甘さが癖になるタルトです。
冷めてからも、しっとりと美味しいです。
ワインは隣のピエモンテ州から バルベラBARBERA d'ASTIをご用意しました。
14.5%のアルコール度が有る為、牛肉の煮込みには良く合います。
しかし、きれいな酸があるので、リゾットにも併せて頂けます。
なかなか酸のバランスの良い1本でした。
お肉のソースにはダッテリーニトマトを使用し、濃厚な味わいに仕上がりました。
オーブンに入れる前のタルトは柔らかく仕上げるために、ミルクの分量がポイント。
ESPRESSOにもワインにも良く合いました。
最近のコメント