今回訪れたのは、イタリアのクリスマスに必ず頂くパネットーネの伝統を引き継ぐロイゾン!
Vicenzaから10分程車でいくと、Costabissaraにロイゾンの会社とお店とパン工房はあります。
一歩足を踏み入れると、そこはお菓子の国!
代表のダリオ ロイゾン氏が直々に迎えて下さり、直ぐにパネットーネの豪華なDegustazione試食会をご用意下さった。 更にワイン3種 プロセッコ Valdobbiadene Extradry、レチョート di Gambellara、Verduzzo に併せて頂いた。私はレチョート di Gambellaraとの組み合わせが気に入った。
元々パネットーネの発祥はロンバルディア。下記新聞に美味しいランキングパネットーネ10社を挙げている。ロンバルディア以外はこのロイゾンだけ!
パネットーネランチもご用意下さった。 前菜にはパネットーネを香ばしくトーストした上にリコッタチーズとパプリカのオリーブオイル漬けを載せた一品。これはパネットーネの干しブドウやドライフルーツとの相性がピッタリでした。
プリモは干鱈のソースにパネットーネを香ばしくローストしたものをまぶしたもの。パンの香ばしさとフルーツの優しい香りがパスタに良く合います。
更にリゾットはブロッコリーソースで、下にパネットーネを細かくローストして敷きつめてある。やはり舌触りと味覚のハーモニーが良い。
お昼を終えて、次は工房へ。若手有望のシェフが新企画にもチャレンジする。ロイゾンは伝統を守りつつ進化し続けているんですね。工房での生産はパネットーネはクリスマスを過ぎて、少なくなっていた。しかしフランスでは年中販売しているそう。 またパスクワに向け、コロンバを焼いていた。こんなに大きなコロンバ!
それからVENEZIANAと言って、パネットーネより軽いもの。パネトーネよりランクは下がるといっていたが、何と素朴なお味が病みつきになります。
そして、ロイゾンのこだわりは、原材料! まずイーストはlievito Madre!だから日数も持ち、お腹で消化もし易い。 さらに、味わいを加えるドライフルーツなども全てオーガニック。着色料、添加物一切なしというこだわりよう。
というわけで、商品作りには研究を重ね、努力を惜しまない完ぺき主義者なダリオさんが、こんなにメルヘンなお菓子の国の帝王だったとは。 パッケージのデザインは奥様だそうで、納得です。
それから彼の趣味として、昔パンを買う時に使ったコインが世界各国にあったようで、収集してらっしゃいます。どなたかお持ちの方は是非送って差し上げて下さいませ。
http://www.loison.com/
kyoko 09/01/2013
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