5月21日・24日はアグリジェント Agrigento(シチリア州 Sicilia)のお料理講座でした。
-Valle dei Templi Agrigento -
世界遺産考古遺跡の神殿で有名なアグリジェント。空が近く感じる神秘的なスポットです。
Primo Piatto 1 (第1の皿):
Macco di fave そら豆のスープ
シチリアではSanGiuseppeのお祭り(3月19日)に頂く伝統料理。
そら豆は3月下旬から4月に掛けての収穫なので、通常、乾燥そら豆を使用します。野菜の栄養たっぷりスープは濃厚で、パン と頂きましょう。
Primo Piatto 2 (第1の皿):
Arancine アランチーネ( お米のコロッケ)
名前の由来はArancia(オレンジ)の形に似ている事から。 Dolce(デザート): Granita di limone レモンのグラニータ シチリアのレモンも有名ですね お米を丸めてアランチーネの形にします
メッシーナでは三角形。アグリジェント他では丸型が多く見られるようです。
そのレモン汁を使った簡単シャーベットは定番のドルチェ。
アランチーニ(お米のコロッケ)
材料(3つ分)
(A) 米 100g
コンソメ(チキン) 1個
水 120ml
サフラン 1つまみ
(B)
牛肉ミンチ 20g
玉ねぎ 25g
にんじん20g
セロリ 15g
(C)
赤ワイン 100ml
トマトペーストスプーン2杯
えんどう豆10粒
小麦粉 15g
卵1個
モ1ッツァレッラチーズ 1/4個
作り方
(写真左)
・お鍋にお米、水、サフランを混ぜる。
・沸騰させ、かき混ぜながら(底が付かないように)、水分を飛ばす。
・水分が無くなってきたらまた水を足し、丁度良いお米の色にしていく。
・お米の色が変わったら、蓋をして(蒸気が漏れないこと)5分間中火にかける。
・火を消して、かき混ぜ15分程寝かせます。
(写真右)
・(A)の材料全て采の目に切り、玉ねぎをまず2分程炒めます。その後にんじん、セロリを加えていきます。
・更にお肉を加えたところで、赤ワインを掛けます。
・今日飲むワインなら出来上がる頃には飲み頃になってるでしょう。
・塩胡椒して、水200ml加え、強火で煮込みます
・トマトペーストをスプーン2杯、更に水200ml、ホールトマト缶から2つ入れて弱火にする。
・トマトを潰しながら、煮込み、えんどう豆を加える。
・小麦粉を水20mlに溶かしたもの(コーンスターチでも可)を混ぜ、とろみを付ける。
(しあげ)・パン粉、卵1個、小麦粉、リゾット、水、ラグーソース、モッツァレッラチーズ(一口サイズ)を並べる。
・写真のように順にリゾットを手のひらで形を作り、ラグーソースを注ぎ、チーズを入れる。
しっかり抑えて揚げた時に割れないようにする。卵、小麦粉、パン粉の順に絡める。
・揚げ油の温度は200℃以上。おにぎりが被 る高さの油量にする。
ポイントPunto essenziale
・イタリア米なら『ARBORIO』、見付からなければ『あきたこまち』
・お米は洗わないこと。澱粉が落ちてしまいます。
・揚げる油はひまわりやコーンなどの種油がカラッと揚がります。
・ソースの油は1対1でオリーブと種油が良いでしょう。
・パン粉は硬くなったパンを使用するとより美味しい。
そら豆のスープ(Macco di Fave)
材料(2人分)
乾燥そら豆 200g
にんじん 60g
セロリ 1/2 本
玉ねぎ 1/4 個
EXVオリーブオイル20ml
水800ml
塩5g
コンソメ1個
作り方
乾燥そら豆は24時間水に漬けておきます。その後冷蔵庫にて保存しておきます。
にんじんとセロリを采の目切りにし、玉ねぎは薄ぎり(JULIAN)にします。
EXVオリーブオイルで弱火にして炒めます。
そら豆の黒い部分を半分位取り除きます。後に崩れ易くするためです。
水800m、塩、コンソメを加えて煮込みます。水分が飛んできたら、また水400mlを足して煮込みます。v色、そら豆の崩れ加減の適当なところで火を止めます。
温かい内に、また冷たくしても美味しいです。
レモンのグラニータ(Granita di Limone)
材料(4人分)
水400ml
グラニュー糖200g
レモン汁200ml
ライムの皮(香り付け)
ミントの葉(飾り)
作り方
材料をかき混ぜる。強火に掛けて砂糖を溶かしていく。
5分沸騰させたら、冷ます。ぬるくなったら、冷凍庫へ入れる。
その際、スプーンを入れておくのがコツ!
4月24日(金)19:00~ Venerdi 24 Aprile 2009
イタリア文化会館にて サルデーニャの会が催されました。70名程の参加者が集い、サルデーニャについて、楽しく美味しく学ぶことができました。
Circa 70 persone sono venute alla serata sarda organizzata dall` Istituto Italiano di cultura.
菅田茂昭早稲田大学名誉教授はサルデーニャの権威で、サルデーニャ語の辞書を作った事で更に有名な方です。il professore onorario dell'Universita Waseda, Sugheta Shigeaki e' un` autorita' in campo linguistico sardo. Ha scritto il dizionario di lingua sarda.
サルデーニャの食材の試食会
Degustazione di cibi sardi
提供はクオレ・サルド(代表はサルデーニャ出身のダニエレDaniele Angiargia氏)今回地元の食材を皆さんにご紹介する為に協力しました。
la societa' dell'importatore 'CUORE SARDO' ha offerto i suoi prodotti per la degustazione.(l'amministratore delegato: Daniele Angiargia)
イタリア文化会館の皆さんで、準備いたしました。
サルデーニャ出身でもあり、社会人類学を勉強されたコスタンティーノ ぺス氏により、サルデーニャの情報サイト
http://www.sardegnadigitallibrary.it/
資料が見られる図書館、
来週始まるイタリア映画祭で、サルデーニャで撮影した映画『ソネタウラー』についてのご紹介がございました。
il dottore Pess Costantino, sardo, ha spiegato come navigare sul sito
http://www.sardegnadigitallibrary.it/
ricco di informazioni sulla Sardegna,
La biblioteca a cui si trovano i documenti e i libri sulla Sardegna,
e ,poi, il film che e'stato girato in Sardegna e che si puo` vedere al festival del cinema italiano la settimana prossima. il titolo e`"Sonetaula''
そして今晩は、私がクオレ・サルドのアシスタントとして商品の説明をさせて頂きました。
Stasera ho spiegato un' po dei prodotti per Cuore Sardo come una assitente.
チーズは4種類
ペコリーノサルト(ドルチェ)と(マトゥーロ)
ペコリーノロマーノ・クラシコミスト
Pecorino Sardo dolce e maturo, Pecorino romano Classico misto
ぱりぱりっと香ばしいパン: パーネカラサウ
Pane Carasau
オリーブ Olive
オリーブオイル Olio d'oliva
パスタ: フレーグラ と マカロニデブサ
Fregola e Is macaronis de busa
サルデーニャの食材は結構気に入って頂けたようです。関心を寄せられた人たちから質問やまた個人購入の希望をたくさん承りました。
現在個人購入を導入するように進めておりますので、しばらくお待ちくださいませ。
渋谷のTHARROSというレストランに行けば
これらサルデーニャの食材をお召し上がり頂けます。 とっても美味しい、新しいイタリアを発見することでしょう。
Viva la sardegna
Kyoko Matsuyama
4月19日はヴェネト Veneto出身 グラッツィエラさん(Sig.ra Graziella )をお招きして
ヴェネト veneto州の伝統料理を皆さんと作ってみました。
Primo Piatto(第1の皿):
Risi e Bisi えんどう豆の柔らかリゾット
お米はカルナローリCarnaroliを使いましたが、ヴィアローネナーノVialonenanoも 小粒でこのリゾットには適しています。
厚手の平浅のお鍋を使って、中火から強火で煮込んで行くのがコツです
Secondo Piatto(第2の皿):
Sarde in Saor いわしのマリネ ヴェネチア風
いわしはイタリアで見つけるような小ぶりなら頭だけ落として揚げて、骨に気を付けてお召し上がり下さい 干し葡萄Uvettaや松のみを最後に加えると、見栄えも味もひと工夫あって、美味しさもアップ お試しあれ。 りんご、干し葡萄、レモンの皮(シトラスを使うとより香り豊か)を生地にに練りこんで、揚げます。 Sig.ra Yoko の差し入れ SPUMANTE シャンパン で SALUTE 乾杯!!
日本で獲れる大きないわしであれば、骨、頭、腸を取って揚げれば、食べ易くなります。
強火でさっと揚げるのがコツ
簡単でとっても美味し~い
Vino(ワイン)はVeneto州のRosso: Valpolicella 赤:ヴァルポリッチェッラ
1. Risi e Bisi えんどう豆の柔らかリゾット
【Ingredienti per 4 persone 材料4人分】
米 260g Riso (Carnaroli カルナローリ/Vialone nanoヴィアローネナノ)
玉ねぎ 1/4 Cipolla
えんどう豆(皮を剥いたもの) 100g Piselli
オリーブオイル 4スプーン Olio d’oliva
固形コンソメ(1ℓに対して1個) Dadi 1~2
バター 20g Burro
パルミジャーノチーズ Parmigiano
パセリのみじん切り 1スプーン Prezzemolo tritato 1 cucchiaio
【Preparazione 手順】
・だしを2ℓの水に溶かし、スープを準備します。
・鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎを炒めます。
・えんどう豆を加え、5分間煮込みます。
・お米を加え、軽く火を通していきます。
・熱いスープを1回にお玉で一杯づつ注ぎながら、煮込みます。(約15分位)
・最後にバター、パルミジャーノ、パセリを混ぜて、クリーム状に泡立てます。
・火から降ろして、温かいうちにお召し上がれ。
・Preparare il brodo a parte sciogliendo i dadi in 1 litro d`acqua.
・In un tegame soffriggere la cipolla con l`olio d`oliva.
・Unire i piselli e cuocere per 5 minuti.
・Aggiungere il riso, tostarlo leggermente.
・Versare 1 mestolo per volta di brodo caldo fino a cottura (15 minuti circa) con fuoco medio.
・Alla fine mantecare (renderlo cremoso) con il burro, parmigiano e un cucchiaio di prezzemolo.
・Togliere dal fuoco e servire subito
2. Sarde in saor いわしのマリネ ヴェネチア風
【Ingredienti per 4 persone 材料4人分】
いわし(小ぶり) 12 Sarde
小麦粉 80g Farina
揚げ用油 グラス半分 Olio
玉ねぎ 5個 Cipolle
オリーブオイル 大さじ5杯 Olio d`oliva
白ワインビネガー Aceto di vino bianco
塩 小さじ約1杯 Sale
砂糖 小さじ半分 Zucchero
胡椒 小さじ半分 Pepe
干しぶどう 少々(お好みで) Uvette
松のみ 少々(お好みで) Pinoli
【Preparazione 手順】
・鰯は頭と骨、腸を取ってあるものを買います。
・小麦粉をまぶし、高温の油で揚げ、お皿に取ります。
・玉ねぎを薄く切って、お鍋にオリーブオイル大さじ5杯を入れ、弱火で炒めます。
・10分後ワインビネガー、塩、砂糖、胡椒を加えます。
・更に数分、木べらで混ぜます。
・お皿に玉ねぎと、鰯の層を重ねます。
・玉ねぎを一番上の層にして、更に、干し葡萄、軽く炒った松の実を少し散らします。
このメニューは冷蔵庫で数日保存できます
・Comprare le sarde gia` spinate e senza testa.
・Infarinarle aperte e friggerle in olio bollente e metterle in un piatto.
・Affettare le cipolle e farle cuocere a fuoco moderato in un tegame con 5 cucchiai di olio d`oliva.
・Dopo 10 minuti aggiungere l`aceto , il sale lo zucchero e il pepe.
・Mescolare con un cucchiaio di legno e ancora pochi minuti di cottura.
・Comporre il piatto alternando uno strato di cipolle e uno di sarde.
・Finire con le cipolle , cospargere l`uvetta gia` lavata e i pinoli leggermente tostati.
Questo piatto in frigo si mantiene vari giorni
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